病棟案内

耳鼻咽喉科病棟の病床数は34床あり,頭頚部急性疾患,耳科疾患,鼻科疾患,喉頭疾患,頭頚部良悪性疾患の治療を行っています。

急性扁桃炎,突発性難聴,顔面神経麻痺,めまいなどの病気が対象となります。
これらの病気に対しては抗生物質または副腎皮質ホルモン剤の点滴投与を主に行います。
顔面神経麻痺の重症例については手術の適応になる場合があります。
真珠腫性中耳炎,慢性中耳炎,耳硬化症などの病気が対象となり中耳手術を行います。
病変の除去を第一目的にし、可能な限り聴力改善も併せ行っています。
慢性副鼻腔炎,鼻茸に対して比較的侵襲の少ない内視鏡を用いた手術を行っています。
また、鼻づまりの強い場合は鼻腔形成術も行います。
声帯ポリープ,声帯結節などの病気に対しては外来にて喉頭機能検査を行った後、顕微鏡下に喉頭微細手術を行います。
また、反回神経麻痺や嚥下障害に対しても適宜対応しています。
良性腫瘍は一般に摘出術が基本となります。
悪性腫瘍については、手術・放射線治療・抗がん剤投与を基本とした集学的治療を行います。
治療では発声や嚥下など機能の温存を最優先としていますが、進行例においては拡大手術や腫瘍の栄養血管に抗がん剤を 投与する超選択的動注化学療法が必要となる場合があります。
その際は形成外科・胸部外科や放射線科とのチーム医療を行い治療後の機能障害が出来るだけ少なくなるように工夫も行っています。
扁桃炎を何度も繰り返すような場合や扁桃肥大に伴ういびきは扁桃摘出術の対象となります。
また、扁桃炎に随伴する掌蹠膿疱症やIgA腎症も症状の改善を目的に手術を行います。
アデノイド増殖症や滲出性中耳炎に対してはアデノイド切除術や鼓膜チュービングを行っています。
生まれつき耳が聞こえない方や後天的に聴力を失われた方で補聴器の装用効果がない方が対象となります。
外来にて諸検査を行った後、適応の有無を判断させて頂きます。
当科では幼児から成人までの人工内耳埋め込み術を行っており、2006年度は10例の手術を行いました。
当科では治療方針を検討するために週3回の小回診および週1回の病棟回診、手術カンファレンスを行っています。
また、特に頭頚部癌における治療方針を決める腫瘍カンファレンスや内科,外科,放射線科など他科との合同で 重複領域の症例を検討するfield cancerizationも定期的に行っています。